2023年12月6日～12月12日の平日５日間にわたり、「高校生のための材料工学実験2023」を実施しました。高校生向けに金属などの材料に興味を持ってもらおうという取り組みで、材料エネルギー学部と次世代たたら協創センター（NEXTA）で共同開催。松江市内の高校から合計１７名の生徒が参加しました。

島根大学に今年度誕生した材料エネルギー学部では、金属材料に加え、機能性材料、生体材料など広範な材料を対象とした教育研究を行っており、今回の実験テーマとして『金属の強さ、金属の結晶と変形を観察しよう』『光学系バイオマテリアル』『燃料電池を作ってみよう』の３テーマを用意。参加学生は自分が取り組みたいテーマを選び、５グループに分かれて実験を行いました。

５日間の学習は、初日のガイダンスからスタートし、テーマに分かれて実験、まとめとポスター作り、そして発表というスケジュール。学部の教員と共に、大学の研究設備を使って実験や学習を深めていました。

最終日のポスター発表はNEXTAで実施。研究生や教員なども多く参加し、質疑応答では、活発な意見交換がなされていました。

終了後参加した高校生からは、「高校の実験よりも本格的な内容を体験することができた」「自分が学んだことを人に伝えて理解してもらえる楽しさを知れた」など感想が寄せられました。